旅の記憶

月曜日の夜に山梨を出発。
福島県に1泊して宮城県に2泊。
3泊4日で色んな事を考えさせられました。
3/11から色々な事を考えて自分なりの答えは出ていたつもりだったんですが行ってみて実際に滞在してみて初めて気付く事や感じた事がありました。
連日TVやメディアで報道されている震災の出来事。
山梨に住んでいる自分にとっては他人事
同情したり悩んだりして今後予想されている東海沖地震に不安を抱いたり
夏場に計画停電が来たらどうしよう?
福島の原発周辺は再建や復興は絶望的だ。
放射能は本当に今の対策で大丈夫なのか?
海産物や農作物は食べても良いのか?
毎日この程度の思考である。
そんな中最終日の4/21
津波の被害が甚大だった石巻の被災地に行った際
避難所の目の前、歩いて30秒の場所のコンビニが営業していました。
立ち寄って見ると
“本日オープン”
とデカデカと貼ってはりました。
道中至る所に瓦礫の山があり目の前のマンションにも瓦礫が山積みにも係わらず
店長さんがお店の前を一生懸命掃除していました。
『開店おめでとうございます!素晴らしい品揃えですね』
と告げると
『再開は悩んだんですが、地元のお客様からの強い要望に励まされ何とか今日開店する事が出来ました』
と満面の笑みで答えてくれました
被災地ど真ん中の経営者がここまで力強く笑顔で答えてくれた事が衝撃でした。
山梨に住んでいる自分が悩んだふりをしている事が恥ずかしくなりました。
石巻の経営者はみんな前を向いているんだと思います。
閉まっているお店の方が少なかった様に思えます。
津波の被害を受けたイオンやマクドナルドなども20日からようやく営業再開出来たそうです。
“復興”と至る所に掲げられた目標に向かって街全体がもの凄いスピードで一丸となって立ち向かっている感じを体感しました。
被災地も被災地じゃない地域も関係なく、経営者の皆さん、仕事をしている全ての社会人の皆さんは今まで以上に一生懸命に
何一つ遠慮や自粛などにとらわれず、全力で営業する事が復興への一番の近道になる事を教えられた気がしました。
宮城県は凄い。

“旅の記憶” への2件の返信

  1. お忍び?で現地に行ってたんですね。
    文章を読んで非常に考えさせられました。偽善者になるつもりはありませんが、一つの目標に向かうチカラがきっと日本を一つにすることでしょう。
    みんなの意思は僕たちの子供を通して脈々と受け継がれていくはずです。
    http://gigazine.net/news/20110422_japans_crisis_one_month_later/

  2. 大友くんとひとくんに誘われて参加させて頂きました。
    画像ありがとうございます。ちょうど自分も今朝見ました。
    避難所にもカメラを持って行ったんですが被災者にカメラを向ける事が出来ませんでした。
    どういう神経であの状況でシャッターが切れるのか理解が出来ません。
    カメラマンにはなれないなと痛感しましたよ。。。

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